今回は冬の話題を ひろしまDMステーション看護師の 瀬川さんからです!

こんにちは。ひろしまDMステーションの瀬川です。

クリスマスのイルミネーションが街を彩る季節となりました。

私は寒さに弱いので、外出せず、じっと、こたつで丸くなる派です。
一般的にも、冷え性が深刻化しやすいのは「女性」だそうです。
その理由は、男性より女性のほうが筋肉量が少ないこと、月経・出産・閉経などに伴ってホルモンバランスが崩れやすいことなどがあげられます。

寒さを感じると、体内では熱を外に逃がさないように末梢の血管が収縮し、体が緊張状態になります。それにより、血行が悪くなり体内の熱を末端までうまく運べず、手足に冷えを感じるようになります。

皆さんはどんな方法で体をあたためていますか?

「冷え性」を克服するための改善策”という記事を見つけましたのでご紹介します。

<1.栄養バランスの良い食事>
 唐辛子・ショウガなどの特定の食品にこだわらず、食事全体の栄養バランスを整えること。 

<2.温度差を調整しやすい衣類の選び方>
 例えば、下着は「吸湿性が良く乾燥しやすい素材で、腕・胸・背中・お腹を覆う面積の広いもの」を着用すると、熱放散が増え交感神経の緊張がゆるみ、手足への血流も増え温かくなります。
 汗が冷えやすい綿などの素材は避けましょう。重ね着して温度差を調整しましょう。

<3.生活に運動を取り入れて筋肉を鍛える>
 体の熱の約6割は筋肉によってつくられるため、背中・お腹・お尻・太股などの大きな筋肉や、血液を心臓に戻すポンプの働きをするふくらはぎの筋肉を鍛えると、効果的に血流を改善できます。
 また、運動を続けると体の代謝が向上し、自律神経バランスが整えられ、筋肉のこりを解消する効果があります。」

<4.タンパク質を十分に摂る>
 食事で摂取したエネルギーの約8割は熱になりますが、食事量が少ない場合や、胃腸の栄養吸収が悪い場合は、熱産生が不足して体温が低下しやすいです。
 タンパク質は、運動とは関係なく熱を産生するので、運動量の少ない人ではタンパク質の摂取量を増やすと熱が発生しやすくなります。タンパク質は、肉・魚・卵・牛乳などに多く含まれる「動物性タンパク質」と、大豆や穀物などに多く含まれる「植物性タンパク質」があるので、両方をバランス良く摂りましょう。
 なお、肉は脂肪分の少ない赤身がおすすめです。

<5.長時間の入浴は逆効果>
 入浴は体を温めるのに効果的で、冷え性には湯温40~42度の全身浴が良いとされています。
 ただし、長時間の入浴はのぼせるため、湯船に肩まで浸かるのは5分間まで、全体は10分を目安にすると安全です。入浴しながらの足のストレッチも効果的です。

<6.アルコールを飲み過ぎない>
 アルコールは体を温めると思われがちですが、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが血管を拡張させ、皮膚から熱が大量に放散されます。そのため、飲み過ぎは体温低下を起こします。

糖尿病ネットワーク https://dm-net.co.jp/calendar/2019/028795.php

以上になります。取り組めそうなものはありましたか?
私も食事はバランスよくして、時々運動をして、血流を改善しようと思います!

🎅

足の「冷え」には病気が隠れている場合も

足の「冷え」などの症状に、実は足の血液の流れの低下が関係している場合があります。

足先からしびれや痛み、冷感などがあり、なかなか改善しない場合には、深刻な病気が隠れているケースもあるので、まずは検査を受けることが大切です。

足の動脈の病気で多いのが、動脈が途中で狭くなったり詰まってしまう動脈硬化によって、酸素不足や栄養不足を起こす「末梢動脈疾患(PAD)」です。

PADの症状としては、ます冷感やしびれが起こり、やがて「間欠性跛行」(しばらく歩くと痛みが出る、休むとまた歩ける、という症状)があらわれ、それが進行すると安静時にも疼痛が起こるようになります。

なお、糖尿病のある人では、足の冷えや痛みは、神経障害が原因である場合もあるので注意が必要です。
糖尿病による神経障害は、高血糖による神経細胞の変化と、動脈硬化による神経細胞への血流不足から生じます。
神経障害を予防するために、血糖コントロールと動脈硬化予防の両方を行うことが重要です。