協会からのご挨拶

広島県糖尿病協会会長より

 広島県糖尿病協会では様々な活動を通して、糖尿病に関する正しい知識の普及啓発、患者さんとその家族への療養支援に取り組んでいます。傘下の各友の会への活動支援はもとより、県単位でのイベントでは多くの患者さん、医療従事者の参加、交流が得られています。

 今後、糖尿病における心理的、社会的な問題を解決していくためには、より多くの皆さまのご理解ご協力が必要です。ご賛同いただける方々の入会を心からお待ちしております。

広島県糖尿病協会 会長  杉廣 貴史

広島県糖尿病協会の活動紹介

「広島県糖尿病協会」は2020年で設立60周年と還暦を迎えることになりました。これまで本会を支え続けてくださいました会員の皆様のお陰であると感謝申し上げます。

現在の当協会友の会「広島健康糖友会」発行の糖尿病患者さん向け情報誌「糖苑」の第200号(平成17年発行、元広島大学第二内科助教授・原均先生執筆)に起源を語る記事があり、昭和36年11月10日発行の創立記念第一号に「広島糖尿病協会」として設立されたとあります。終戦後のわが国において糖尿病が増えていること、食糧事情の変化や生活様式の欧米化がその原因と考えられることを設立の経緯とし、患者さん代表で初代会長の挨拶文「たすけあい、はげましあって=難病を克服したい=」を合い言葉に会員数201名で発足しました。

具体的な活動内容として、当初は広島大学の医療スタッフを中心に年間6回の糖尿病教室が開催され、11月には糖尿病強調週間として著名な先生の講演をはじめ様々な催しが繰り広げられてきました。会場前では血糖値測定、会員への「さかえ」(日本糖尿病協会発行の月刊情報誌)の配布、「食品交換表」や「糖尿病治療の手引き」の販売などを行い、これらの活動手法は現在も踏襲しております。

また平成13年からは毎年10月頃に広島中央公園において「歩いて学ぶ、広島糖尿病ウォークラリー」を主催して参りました。患者さんとご家族・お友達ならびに医療スタッフ合わせて総勢200名くらいが参加し、チームに分かれて3kmあるいは5kmコースを歩いてはチェックポイントでクイズを解きながら隠しタイムとともに獲得点数を競い合います。お昼には管理栄養士が考案したメニューに基づくお弁当を食べながらクイズの解説を聞いたのち表彰式を迎えます。最近では最年長と最年少参加者も讃えるようになりました。

さらに平成21年からは広島県医師会糖尿病対策推進会議にも参画し、世界糖尿病デーでのブルーライトアップなどイベントへの資金援助や啓発活動(街頭での資料配布、血糖値無料測定キャンペーン)への参加も実施して参りました。1型(小児)糖尿病患者およびその家族を中心とした、広島「もみじの会」や、1型糖尿病の交流会「いちがたの会」とも連携して活動しております。

現在では広島県内の各医療機関を基点に26の「友の会」を抱え、会員数は1,113人(2019年度調べ)となりました。

なお、患者さんのみならず、日本糖尿病協会を通じて糖尿病診療に従事しておられる「登録医」、「療養指導医」、「登録歯科医」をはじめ、多くの医療スタッフが会員として皆様の通われる医療機関で活躍しておられます。

このように幅広い活動を展開して参りました本協会ですが、2020年突然のように世界中を席捲した新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、様々なイベントが休止せざるを得ない状況となりました。しかしながら皆様への情報発信を絶やすわけにはいかず、この度このようなホームページを立ち上げることとなりました。いつの日か皆様と直接お話しできる機会も訪れることを期待しつつ、あるゆる伝達手段を駆使しながら今まで以上の活動に邁進して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

広島県糖尿病協会 理事  山根 公則

広島県糖尿病協会役員

役職氏名
会長 杉廣 貴史 片岡内科クリニック 医師 
理事 山根 公則 NTT西日本中国健康管理センター 医師 
理事 大野 晴也 広島大学病院 内分泌・糖尿病内科 医師 
理事 江草 玄太郎 広島大学病院 内分泌・糖尿病内科 医師 
理事 大石 愛子 広島大学病院 看護師 
監事 野島 秀樹  野島内科クリニック 医師
  他、監事1名(患者代表)
会計 木村智恵美 事務職員