記念すべき第1回目は 広島県糖尿病協会理事 山根公則 医師 からのお話です!

 糖尿病治療の基本として食事療法が大切ですが、街に出ますとあちらこちらで目新しいもの、美味しいものに出会います。そのひとつに大人気のタピオカドリンクがあり、発売当初のお店の前はいつも長蛇の列が出来ていました。今では飲まれたことのある方も多いと思いますが、さて「タピオカ」の主成分は次のうちどれでしょう?

  • A 炭水化物
  • B 脂質
  • C 蛋白質
乾燥状態のタピオカ photo by Una Smith 

答えは↓

正解は、A)炭水化物 です。

キャッサバ photo by David Monniaux

原料は南米が原産の「キャッサバ」というイモの一種であり、それを加工してできたタピオカ(ブラジル原住民の言語に由来)は、ほぼ100%がデンプン(炭水化物)です。

それにカラフルな着色をして作ったミルクティは台湾が発祥の地で、今や世界中で親しまれています。実はドリンク一杯に含まれるタピオカは少量であり、むしろドリンク含まれる砂糖やミルクによっては400~500kalになるかもしれません。タピオカそのものよりも添加物にご注意くださいと言う話でした。

これらの糖尿病療養や地元の話題を題材にしたクイズを2019年「歩いて学ぶ、ひろしま糖尿病ウォークラリー」で出しました。2020年「糖苑」10月号で紹介しています。

画像はWikipediaより(CC BY-SA)