今回は新型コロナにも負けないからだを作る運動習慣について、NTT西日本健康管理センタ 中国・九州エリア担当 所長 山根 公則 医師からです!
さて、今回から隔月(奇数月)ごとの掲載となり、初めての話題提供です。
私事ですが、患者さんに運動療法を勧める手前、自分自身はどうなのかと常に問いかけてきました。
過去の約10年間を振り返ると、スポーツジムに通ったり、富士山をはじめとする山登り、ひろしま国際平和マラソンなどロードレースへの参加、自宅周辺のウォーキングなど、様々にチャレンジしてきましたが、皆様もご想像の通り、ここ2~3年はコロナ禍で八方塞がりとなり、日常的な運動も含めてすっかりご無沙汰となっておりました。
そこで、まだ1か月足らずですが、ほぼ毎日実践可能な運動習慣が身に付きつつあるので紹介したいと思います。
若い人中心かもしれませんが、最近はYoutubeを通じて様々な情報が発信されています。私もいわゆるデジモノ好きの延長線上でウォッチしておりましたが、こんなサイトを見つけました(写真1)。カーディオワークアウト/Cardio Workoutというエアロビチャンネルです。(https://www.youtube.com/c/CardioWorkout)
ご覧のように「タイトル画面」には、運動時間と強度・難度が表示されますから、ご自分の体力によって自由に選ぶと良いでしょう。
短いのは3分から長いのは30~40分くらいのもありますが、私には20分前後のものがちょうど良いようです。
まず2~3分のウォーミングアップから始まります(写真2 )。
わかりやすいのはインストラクターが部屋の片隅で後ろ向きになって動きますから自分自身の動きを合わせやすいのと、右上に残り時間が表示されて、あと何分頑張れば終わり!という目安になります。
それから要所要所で次の動作を表示したり、動きの説明が文字で表現されます(写真3 )ので、追いつきやすいと思います。
少しずつ動作が加わりながら、10分を過ぎると少し緩やかな運動に切り替わります。
後半はまた動きが増えつつ最後の5分から3分を残した時点でピークに達し、ここが踏ん張りどころです。
その後はクールダウンに移り(写真4) 、終了後には消費カロリーが表示されます(写真5) 。
今回お示しした動画では18分で138キロカロリーと出ていますね。
ウォーミングアップとクールダウンはどれもワンパターンですから、自然と覚えてしまいます。
また、30分以上のものは20分を過ぎると必ず水分補給タイムがありますので、配慮が行き届いていますね。
いかがでしょうか。運動療法を勧められている患者さんであれば、ちょっと覗いて自分に合いそうな時間を選んで挑戦してみて頂ければ幸いです。
なお、足腰の動きが中心となりますから、腰や股関節、膝関節など不調な方は無理のないようににご注意ください。
※今回ご紹介したYoutube動画